
導入事例・保守サービス


事例の種類 | 保守サービス(センドバック) |
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クライアント | 某大手企業様 |
課題
ディストリビューションスイッチとして使用しているMSFC-2/PFC-2を搭載したCisco Catalyst 6500 シリーズ Supervisor Engine 2(製品番号:WS-X6K-S2-MSFC2)を2枚とCisco Catalyst 6500 シリーズ 48 ポート シスコ エクスプレス フォワーディング 256 10/100 RJ-45 インターフェイス モジュール(製品番号:WS-X6548-RJ-45)を4枚搭載したCisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ(製品番号:WS-C6509)2台がメーカのサポート終了(End-of-Life)を迎えてしまいました。機器およびネットワークは冗長構成になっているとは言え、以前該当のインターフェイス モジュールのポート故障を経験しておりこのまま使用し続けることは不安。しかしながら予算的な問題もあり早急に新しい製品への入れ替えをすることは難しく他の方法で何か対策を立てなければならない状況になっていました。

当社からのご提案
メーカのサポート終了後もハードウエアの保守サービスは独自で行うことが可能ということを案内しました。今回ユーザが現状不安視している部分はCisco Catalyst 6500 シリーズスイッチ全部ではなく、シャーシ内に搭載されているCisco Catalyst 6500 シリーズ 48 ポート シスコ エクスプレス フォワーディング 256 10/100 RJ-45 インターフェイス モジュール(製品番号:WS-X6548-RJ-45)のみでした。保守サポート対象をCisco Catalyst 6500 シリーズ 48 ポート シスコ エクスプレス フォワーディング 256 10/100 RJ-45 インターフェイス モジュール(製品番号:WS-X6548-RJ-45)の4枚(2台で計8枚)だけに絞り且つ冗長構成にしていることから24時間体制のオンサイトフルサポートは不要となり、故障時には交換用ハードウエアを送付する先出しセンドバック保守サポートを提案しました。お客様のシステム担当者が設定や運用管理をそのまま行い、ハードウエアの交換も自社でスケジュールを組むことができる為、アプライドテクノロジーからのエンジニアの派遣や外部に交換作業を委託する際のスケジュール調整などの運用管理費用も削減でき、ユーザが求めている事を必要最低限の費用に抑えることを実現しました。
ご提案のポイント
Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチはモジュラ型システムの為、イーサネット インターフェイス モジュールのみでは動作せずシャーシや電源装置と共にSupervisor Engineを含めて保守サポートを提案することが一般的でしたが、提案時に必要としていたことがイーサネット インターフェイス モジュールのみに対する保守サポートと明確だったことにより不要な部分を削減して提案しました。その後、保守サポートが無い他の部分に対する保守サポートが必要となった場合は追加することが可能という事も最低限からの保守サポートの提供に至った部分でした。またセンドバック保守の場合、機器の交換を行うのはユーザになることから、スキル面で対応できるかどうかをすりあわせしました。
導入までの期間
保守サポートに関するお問い合わせを行ってから、先出しセンドバック保守サポートのスタートに至るまでの期間は1か月足らずでした。元々は半年後に迫ったメーカのサポート終了(End-of-Life)までに対策を立て実行をする予定でした。今回は過去に事例の無いCisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ(製品番号:WS-C6509)内に搭載されているCisco Catalyst 6500 シリーズ 48 ポート シスコ エクスプレス フォワーディング 256 10/100 RJ-45 インターフェイス モジュール(製品番号:WS-X6548-RJ-45)のみの保守サポート依頼だったことから当初は時間がかかると考えていました。また今回の先出しセンドバック保守サポートは非常に安価だった為、一部期間が重なることがあったとしても大きなロスは無く、結果的により安心を得ることができました。
依頼先の確定時、決め手となったことは?
まずは要求する内容に関して余計なコストがかからない最低限の提案をしてきたことが一番です。また保守サポートの内容もさることながら、保守サポートスタートに至るまでの事務手続きや保守サポートスタート後の流れについても非常に簡潔で正確だったことから、現場のシステム担当部門以外の社内部門からもスムーズに承認を得ることができました。
導入後の経過
幸いにも先出しセンドバック保守サポートをスタートしてからは故障も無く順調にシステムは稼動し続けていますが、新しい製品への入れ替えが進んでいないことが問題となっています。ただ今回お願いしている保守サポートを継続することは可能と案内されているのとその費用も安価なことから、今後故障が見込まれそうな冗長化されているCisco Catalyst 6500 シリーズ 2500W AC 電源装置(製品番号:WS-CAC-2500W)も追加で先出しセンドバック保守サポートに加入することを検討しています。

